身近な人を亡くしてから、「自分もそろそろ、もしもの時の準備をしておいた方がいいのかな」と考えるようになりました。
昔なら、通帳と印鑑の場所がわかれば家族も何とかできたかもしれません。でも今は、銀行も証券もサブスクも写真も、大事な情報の多くがスマホの中。家族でも全部は知りません。だからこそ、エンディングノートが必要だと感じました。
書き始めてみたら、意外と難しかった
「エンディングノートを書こう」
そう思ってペンを持ったものの、いざ書き始めると手が止まりました
とりあえず、ノートに沿って書けるところから埋めていきました。
すると、すぐに疑問が出てきました。


パスワードって、書いていいのかな?
「銀行口座やサブスクのパスワードって、どうすればいいんだろう?」
書いた方が親切なのか。
でも、もし誰かに見られたら危ないのではないか。
自分だけでは判断がつかなかったので、AIに相談してみることにしました。
書く内容を整理するために、AIにも相談した
ノートを書きながら迷ったところは、AIにも相談して整理しました。
その中で、私が大事だと思ったのは次の5つです。
- エンディングノートにパスワードは書かない
- 銀行名と通帳・キャッシュカードの場所を書いておく
- サブスクの一覧を書いておく
- パスワード類は別の形で保管する
- 銀行口座より先に、スマホを開ける方法を考えておく
これが絶対の正解、というわけではありません。
家庭の状況や考え方によって、合う方法は違うと思います。
AIの答えをそのまま正解にするのではなく、自分の場合はどうするかを考えるきっかけになりました。
パスワードは、ノートに直接書かない
まず大事だと思ったのは、エンディングノートにパスワードや暗証番号を直接書かないことです。
エンディングノートは、家族や親族が読む可能性があります。
保管場所によっては、第三者に見られるリスクもあります。
だから、エンディングノートには「何があるか」を書く。
パスワードや暗証番号そのものは書かない。
この分け方が大事だと感じました。
ただし、何も記録しないと、家族が困ってしまいます。
私は、パスワード類はエンディングノートとは別にまとめることにしました。
封筒に入れて保管する方法です。
ただし、これはあくまで私の場合です。
保管場所や、誰に伝えるかは慎重に決めた方がいいと思います。
銀行名と保管場所を書いておく
銀行口座については、パスワードよりも大切なことがありました。
それは、
- どの銀行に口座があるか
- 通帳やキャッシュカードをどこに保管しているか
この2つです。
エンディングノートには、まず「銀行名」と「通帳・キャッシュカードの保管場所」を書いておく。
これだけでも、家族の負担はかなり減ると思いました。
お金まわりの整理をもう少し詳しく知りたい方は、こちらもあわせてどうぞ。

サブスクは、サービス名と支払い方法を書く
次に気になったのが、サブスクです。
Amazon、音楽サービス、動画配信、クラウド保存、スマホアプリ。
毎月少しずつ引き落とされているものって、意外とありますよね
サブスクは、家族が知らないままだと、亡くなった後も課金が続いてしまう可能性があります。
エンディングノートには、まず一覧を書いておくとよさそうです。
- サービス名
- 支払い方法
- 毎月だいたいいくらか
- 解約が必要かどうか
パスワードまでノートに書く必要はありません。
でも、どんなサービスを使っているかがわかるだけでも、家族はかなり助かると思います。
ここからは、エンディングノートにそのまま書くのではなく、別に考えた方がいい情報です。
パスワード類は、ノートとは別にまとめる
私は「もしもの時に読んでね」と書いた封筒を用意しました。
そこに、スマホやサブスクに関する情報をまとめることにしました。

封筒に入れる内容は、たとえばこんなものです。
- スマホの画面ロック番号
- サブスクのサービス名
- iPhoneならApple IDとパスワード、AndroidならGoogleアカウント(Gmail)とパスワード
- 各サービスのIDとログイン情報
- パスワード管理アプリを使っている場合は、その開き方
ただし、ここはとても大事な情報です。
誰でも見られる場所に置くのは危険です。
家から持ち出さないこと、保管場所を慎重に決めること、信頼できる家族にだけ伝えることが大切だと思いました。
エンディングノートには、
「パスワード類は別に保管してあります」
とだけ書いておけば十分です。
スマホを開ける方法も考えておく
今回、いちばん盲点だったのがスマホです。
今は、銀行、証券、サブスク、写真、LINE、メールなど、たくさんの情報がスマホの中に入っています。
銀行口座より先に、スマホを開ける方法を残しておくことが大事。
これは、AIに相談して初めて気づいたことでした。
スマホでまず必要になるのは、画面ロックを開ける番号です。
ただ、それだけでは足りないことがあります。
たとえばiPhoneならApple ID、AndroidならGoogleアカウント(Gmail)が必要になる場面があります。
写真の引き継ぎや、機種変更、初期化、処分のときに、家族が困る可能性があるからです。
整理すると、考えておきたいのはこの2つです。
もちろん、これも誰でも見られる場所に書くのは危険です。
エンディングノートに直接書くのではなく、別の封筒などに分けて、保管場所を信頼できる家族にだけ伝える形が安心だと思いました。
さらに、1Passwordなどのパスワード管理アプリを使っている場合は、そこも別に考える必要があります。
1Passwordなどのパスワード管理アプリを使っている方は、そのアプリの開き方(マスターパスワード)も封筒に入れておきましょう。
このアプリが開けると、他のIDやパスワードを確認できます。家族がサブスクの解約などをする際に役に立つと思います。
スマホの中の整理を、もう少し詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。

まとめ
エンディングノートというと、最初は「死ぬ準備」のように感じていました。
でも、実際に書いてみると少し違いました。
これは、今の自分の暮らしを整理する作業でした。
家族のためでもあるけれど、自分の安心のためでもある。
そんなふうに感じました。
書いてみて初めて、
「あ、これも必要だった」
「これは家族に伝えておいた方がいいな」
と気づくことがたくさんありました。
完璧じゃなくていい。
全部を一日で書かなくてもいい。
もしもの時に、家族が困らないように。
その一点だけを考えれば、自然と何を書けばいいか見えてきます。
まだ書いていない方は、気になるページから少しずつ始めてみてください
やることチェックリスト
- エンディングノートを用意する
- 銀行名を書く
- 通帳・キャッシュカードの場所を書く
- サブスクの一覧を書く
- パスワード類を別にまとめる
- スマホの画面ロック番号の残し方を考える
- Apple ID(Androidの場合はGoogleアカウント)のパスワードも残す
- エンディングノートと封筒の場所を、信頼できる家族に伝える
完璧じゃなくていい。
今日できることから、一つだけ。
私が使ったエンディングノート
私が使ったのは、コクヨの「LIVING & ENDING NOTEBOOK」です。
銀行口座、保険、サブスク、相続、家族へのメッセージなど、必要な項目がひと通り揃っていて、書き始めやすかったです。
使用したもの:Amazon / 楽天市場 / Yahoo!ショッピング

身辺整理からデジタルの備えまで、全体の流れは50代の身辺整理ロードマップにまとめています。



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