障害年金Q&A①|申請でつまずきやすい11の壁をやさしく解説

障害年金
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✅この記事でわかること

・障害年金の基本と、押さえておきたい仕組み
・軽度でも通る可能性がある理由と判断の軸
・申請でつまずきやすい11の壁をQ&Aで整理
・初診日・診断書・申立書の考え方のポイント

軽度だから通らないかも、医師に書いてもらえないかも、そんな不安はよくあること。
実際わたしも申請中に何度も戸惑いました。
この記事では、申請中・申請後にぶつかりやすい 11の壁 をQ&A形式でお答えします。
発達特性や日常生活で悩むご家庭にも、次の一歩のヒントになれば幸いです。

障害年金Q&A:基本編

Q1 障害年金ってなんですか?

障害年金とは、病気や障害によって日常生活や仕事に支障がある人に支給される 公的年金制度 です。
公的機関の案内でも、受け取れる年金は 障害基礎年金と障害厚生年金の2種類 と説明されています。年金機構
年齢や収入ではなく、障害の状態と保険の加入状況で判断されます。

Q2 軽度でも受け取れるって本当?

可能性はあります。
「軽度」や「グレーゾーン」と言われても、日常生活に支障があることが証明できれば対象になるケースもあります。
実際にうちは 療育手帳C判定(軽度) でしたが、受給できました。

判断の軸は、あくまで 日常生活でどのくらい支援が必要か

Q3 障害基礎年金と厚生年金の違いは?

初診日に加入していた年金制度によって違いが出ます。

種類初診日の加入状況特徴
障害基礎年金国民年金(学生・主婦・自営業など)・等級は1級・2級・国民年金だけの加入期間でも受給可
障害厚生年金厚生年金(会社員・公務員など)・1〜3級まで・基礎に上乗せで支給額が多い傾向

厚生年金加入中の初診だと、3級も含め受給範囲が広がります。公式でも、障害厚生年金は基礎に上乗せで支給され、軽い程度の場合に3級支給があることが示されています。年金機構

Q4 障害年金って何歳からもらえるの?

原則20歳から受給資格が発生します。
申請は20歳を過ぎていればいつでも可能です。
ただし 初診日の時期や保険料の納付状況などの条件があります。
(うちは20代後半で申請し、無事受給できました。)

保険料納付要件についても、公式に条件が定められていることが示されています。年金機構

Q5 どうやって障害年金のことを知ったの?

制度について調べるうちに、就労支援の相談窓口で、「軽度でも対象になることがある」と教えてもらいました。
それまでは、「うちの子には無理だろう」と思い込んでいました。

Q6 申請はどこでするの?

年金事務所や市区町村役所の障害年金窓口で行えます。
ただし、書類が複雑なため、社労士に依頼する人が多いです。
うちは障害年金に強い社労士さんにお願いしました。

Q7 初診日はどう決まるの?

障害の原因で、最初に医療機関を受診した日」が初診日です。
うちの場合は、自閉症と診断された幼少期の受診日が初診日になりました。
医療機関の古い記録を取り寄せる必要がありました。

Q8 診断書は誰に書いてもらえばいい?

初診日の診療科に近い専門医(精神科・神経科など)が理想です。
受診歴が空いていると、通院を重ねないと書いてもらえないことも。
うちは社労士さんの紹介で、診断書に協力的な精神科を受診しました。

Q9 病歴・就労状況等申立書って何を書くの?

日常生活の困りごとや、支援が必要だったエピソードを時系列で書く書類です。
学校・就職・退職の流れや、人との関わりで困ったことなどを書きます。
完璧でなくても、正直に書くことが大事です。

Q10 社労士さんにはどうやって頼む?費用は?

ネットや自治体の紹介、就労支援窓口などから探せます。
うちも情報を集める中で、障害年金に強い社労士さんを見つけ、相談・依頼をしました。
費用は成功報酬型で、受給決定後に2ヶ月分相当+手数料をお支払いしました。(料金体系は社労士さんによって異なります。)

Q11 申請から結果が出るまで、どれくらいかかる?

記憶が定かではありませんが、うちの場合は申請から2ヶ月程で結果が届いたと思います。
社労士さんの紹介の精神科を受診できたので、比較的早く申請でき、結果もその分早かったです。

🟨 補足

ここまでお読みいただきありがとうございました。申請の不安は情報収集でかなり減らせます。このQ&Aが、あなたの**「次のステップ」**を踏み出すヒントになれば嬉しいです。

今回は、障害年金の申請前に多くの方が疑問に感じるポイントを中心にご紹介しました。
第2弾では、[障害年金 Q&A②】受給後・よくある不安と“つまずきポイント”7選
申請後の「こんなときどうする?」に答える内容を予定しています。

続編もぜひチェックしていただけたら嬉しいです。

📚 体験記もあわせてどうぞ
わが家が実際に障害年金を申請した記録を、3話に分けてまとめています。
「うちも同じかも…」と感じた方は、ぜひご覧ください。


第1話|障害年金は無理だと思っていた
第2話|こんなに細かく書くの!?
第3話|こんなに書類があるの!?

👉 【次回】受給後の不安と“つまずきポイント”7選

🧩 わが家で役立った「コミュニケーションのきっかけ」↓

息子のことで精神科の先生に相談したとき、
「人との関わり方を練習するなら、こんな遊びもありますよ」と教えていただいたのが、**『ドブル』**というカードゲームでした。

ルールはとてもシンプル。
共通の絵柄を見つけて、早く見つけた人がカードを取るという遊びです。

ですが、実はこの中に

  • 相手の反応を見る
  • 言葉に出す
  • ルールを守る
    といった、コミュニケーションの練習につながる要素がたくさん。

息子も「遊び」として取り組みやすく、自然に学びにつながっている気がします。
家庭でできるちょっとした取り組みとして、よかったら参考にしてみてください。↓

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障害年金への理解が深まっても、
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本記事は、私自身の体験と、社労士さん等から伺った内容をもとにまとめたものです。制度の詳細や申請の可否については、最新の情報を確認のうえ、必要に応じて専門機関にご相談ください。

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