就労移行支援Q&A記事で伝えたいこと
就労移行支援に通う中で、支援員さんの言葉がしんどくなっていった時期に、
親として、そのとき何をどう思っていたのかを、振り返っています。
就労移行支援に通い始めて、
通所が日課になっていました。
「勉強しよう」「学ぼう」
そんな意欲も見え、
通うこと自体が、生活のリズムになっていたと思います。
ただ、人との関わりについて注意を受けるようになってから、
少しずつ様子が変わっていきました。
「支援員さんが厳しい」
「人との距離感がわからない」
愚痴は、そこから増えていきました。
本人も、その状況は分かっていたのかもしれません。
問題を起こして注意を受けること自体に、
私はあまり驚いていませんでした。
正直に言えば、
私は「見守る」よりも、
きちんと正して、続けてほしいと思っていました。
多少しんどくても、
そこで踏ん張る経験が、
あとで役に立つのではないか。
当時は、そんな考えのほうが強かったと思います。
それでも、
MOSを受験するために頑張れたのは、
支援員さんの関わりがあったからです。
声をかけ、課題を用意し、
どう進めるかを一緒に考えてくれていました。
支援員さんは、
できることはしてくれていたと思っています。
ただ、その言葉や関わりを、
当時の本人は、
受け止めきれなかった。
そこが、
一番難しかったところだったのだと思います。
通い続けるうちに、受けられる講義が減り、
結果として、通う日数や時間も少なくなっていきました。
MOSの試験は、支援所で受けたものではありません。
本人が自分で調べて、試験を行っている機関を探し、申し込みました。
支援員さんの関わりがあったからこそ、
そこまでたどり着けた面もあったと思っています。
■ 親として、あとから分かったこと
その頃の私は、
しんどさに目を向けるよりも、
正すことのほうが大事だと考えていました。
だから、
寄り添えていたかと聞かれたら、
自信をもってそうだとは言えません。
今になって思うのは、
支援が足りなかったわけでも、
誰かが悪かったわけでもなく、
噛み合わない部分があったということです。
それが現実で、
それ以上でも、それ以下でもありません。
【Q&Aまとめ】
Q. 支援員さんの言葉が、しんどくなったとき、どう考えた?
A. 正すことが必要だと思っていたが、
支援する側の関わりが、
本人にとって理解しやすい形ではなかったと、今は感じている。
同じように、
「これでいいのか」と迷いながら
子どもを支えている親御さんにとって、
この記録が、
ひとつの考える材料になればと思います。
最後に
これは、
答えを教える記事ではありません。
でも、現場で起きていたことを、そのまま残したQ&Aです。
支援はあった。
努力もあった。
それでも、噛み合わないことはある。
※本記事は、特定の事業所や支援員を評価・批判する意図はありません。
あくまで、当時の状況を親の立場から振り返った記録です。
📚 このシリーズを最初から読む方へ
👉 就労移行支援 途中でやめてもいい? Q&A 第1話」
📌 資格取得を考えている方へ(参考情報)
MOSなどの資格試験は、就労移行支援所とは別に、
外部の試験会場で受験するケースもあります。
学習方法や試験情報を調べる際の参考として、
資格講座・学習サポートの案内を置いておきます。
※実際に内容を確認したうえで、参考情報として掲載しています。

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