障害年金の更新が、まだ先なのに気がかりで仕方ありません。
息子の障害年金の次の更新までは、まだ数年あります。
まだ先のことなのに、気づけば何度も胸の奥でざわざわしてくるものがありました。

更新、ちゃんと通るかな…..?
制度のことや書類のことより、
私がずっと一番引っかかっていたのは、
この“更新できるのかどうか”という不安でした。
私はまだ更新を経験していません。
けれど、気になったら調べないと落ち着けない性格です。
同じように不安を抱えている方のためにも、
**「未経験の母が調べて分かったこと」** をここにまとめておきます。
更新で一番気になるのは、やっぱり「続くのかどうか」
私が不安だった理由はシンプルです。
- 軽度と言われてきた
- 働いている
- 見た目では分かりづらい部分がある
- 日によってできる/できないが大きく変わる
こうした息子の特性が、
更新時に**「支援が不必要」**と判断されてしまうのではないかという心配が頭から離れませんでした。そこで、制度や基準を一つずつ調べていきました。
調べて分かった“更新の現実”:
停止は少ない。
これは一番驚いたことでした。結論としてわかったのは、
更新は、思っているより続く。停止のケースはかなり少ない
障害年金の更新は、
“働けるかどうか”で決まるわけではなく、
日常生活でどれくらい支援が必要か
が基準になります。
たとえ軽度でも、
- 金銭管理の難しさ
- 気持ちの切り替えの弱さ
- 予定変更への苦手さ
- 対人関係の不安定さ
- 社会生活の不安定さ
こうした“生活のつまづき”があれば、
更新は十分に継続される範囲です。
「軽度だから切られる」
「働いたら切られる」
というのは誤解だと分かりました。
では“更新停止”になるのはどんな時?
調べた限り、次のようなケースが多いようでした。
通院していない(自己判断で中断)
→ 息子は定期的に受診しているので問題なし。
医師が「支援不要(大幅に改善)」と判断した
→ 今の生活から考えてその可能性は低いはず。
生活状況で“良い面だけ”を書いてしまう
→ 正直に「困る場面」を書けば大丈夫。
診断書と生活状況が大きく矛盾
→ ふだんの様子をそのまま書けば自然に一致します。
息子の場合、どれも当てはまる項目はないように思えました。
通院していることは、そのまま“更新の安心材料”
息子は定期的に、主治医を受診しています。
この積み重ね(カルテ)が、
更新の診断書の大きな根拠になります。
通院を続けているだけで、更新の土台はできている。
調べてみて、一番安心できたのはこの点でした。
更新通知は「誕生月の2〜3か月前」に届く
これは制度として決まっている流れです。
通知が来たら──
- 診断書(医師)
- 生活状況(家族)
を用意します。
通知が来るまでは、
特別な準備は必要ありません。
今の私にできる“最小の備え”
調べながら、
「今はこれだけで十分だ」と思えたことがあります。
- 定期的に通院を続ける
- 生活の困りごとを思い出した時だけ一行メモ
- 通知が届いたら、案内に沿って進めるだけ
更新まで数年あっても、
これ以上の準備は必要ないようです。
結び:不安はゼロじゃないけれど、心の位置が少し変わった
調べてみて分かったのは、
**更新は“恐れるもの”ではなく、
今の生活をそのまま伝えるだけの手続き。**
ということでした。
不安が完全になくなるわけではありませんが、
「切られるかもしれない」から
「生活の支援が必要なら続く」へ
気持ちの向きが少し変わりました。
同じ気持ちで悩んでいる方に、
少しでも安心材料になれば嬉しいです。
次回予告
▼次回は、「働いている場合、どう見られるのか?」について書きます。
障害年金を受給しながら働くことに、
「本当に大丈夫なの?」「切られない?」と不安を抱く人は多いようです。
実際に“働いていると不利になる”という誤解も多く、
私自身、息子の今後を考える中でずっと気になっていました。次回は、更新との関係や就労可否について
**安心して働き続けるために必要な知識**を整理したいと思います。
前回の記事はこちらから↓
私も読みました。
障害年金の流れや考え方がマンガでやさしくまとまっていて、最初の一冊にちょうど良かったです。
就労が不安なときは、就労移行支援事業所を利用するという選択もあります。
働くための練習や生活リズムづくり、就職活動のサポートまで受けられます。
見学だけでも可能なところが多いので、まずは地域の窓口に相談してみると安心です。
障害者専門のIT・Web就労支援サービス【atGPジョブトレIT・Web】
※本記事は、筆者の経験および独自の調査に基づいてまとめています。制度の正式な情報や最新の内容については、日本年金機構や年金事務所で、または専門の社労士さんにご確認ください。


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