就労移行支援で就職を意識し始めた頃、親として迷ったこと【Q&A第3話】

■ はじめに

息子が就職を意識し始めた頃、
私の中には不安がありました。

働き口が見つかるかという心配もありましたが、
それ以上に、気になっていたのは、
このまま就職活動に入っても大丈夫なのか——
という点でした。

■ 通えていた時期と、ゆれはじめた時期

息子は、毎日、きちんと就労移行支援に通っていました。

通うことが生活の一部になり、
学ぼうという気持ちも感じられました。

この頃は、
「通えている」という事実そのものが、
私にとって大きな安心でした。

ただ、通所に慣れ、活動の幅が広がる中で、
人との関わり方や思い込みが原因で、
トラブルが重なる時期もありました。

人との距離感がつかめず、
相手を困らせてしまうこと。

思い込みで行動してしまい、
後から「違った」と気づくこと。

そういった場面が続いた時期がありました。

その頃、息子は
「厳しい」と感じることが増え、
行く意欲が下がりかけたこともありました。

家でトラブルのことを話すこともありました。

親として、
「このままで大丈夫だろうか」
という不安が大きくなっていきました。

それでも、
必要な講義は受け、
MOS試験の練習も続けていました。

完全に崩れたわけではない——
そのことが、
私を踏みとどまらせていました。

■ 親として迷っていたこと

この状態で、就職活動に入っていいのだろうか。
そこが、私のいちばんの迷いでした。

生活のリズムは整っている。
毎日通い、学ぼうとする姿もある。

けれど、人との関わりでは揺れることがある。

社会に出てから、うまくやっていけるだろうか——
そんなことを考えることがありました。

迷った時、
町の福祉サービスに相談しました。

そして、本人、私、支援員さんの三者で、
これからどうするかを話し合いました。

本人は、トラブルのことを振り返りながら、
それでも就職活動に進みたいと言いました。

就職活動に進むかどうかを決めていたのは、
最初から息子本人です。

私は、背中を押しすぎることも、
無理に止めることもしていませんでした。

本人が考え、選ぶ。
私は、その判断を尊重し、
見守る立場でいることを決めていました。

実際に就職活動に入り始めてからは、
支援所に行く回数も減っていきました。

本人なりに、トラブルのことを反省し、
前に進もうとしている。

そう感じたからこそ、
私も見守ることができたのだと思います。

■ Q&Aまとめ

Q. 就職を意識し始めた頃、親としてどう迷った?

A. トラブルが続く中で就職活動に進んでいいのか迷ったが、
本人が前に進みたいと言ったので、その判断を尊重し、見守ることにした。

■ まとめ

就労移行支援に通っていたこの時期、
私の中には、確かに不安がありました。

けれど最終的な判断は、
息子自身に委ねていました。

見守るしかできなかった時間も、
今振り返ると、
息子が自分の力で一歩を踏み出すための
大切な過程だったのだと思います。

就職を意識し始めた頃の、
親としての迷いと向き合った時間を、
同じように悩む方への一つの記録として、
ここに残しておきたいと思います。

📚 このシリーズを最初から読む方へ

👉 就労移行支援 途中でやめてもいい?【Q&A第1話】

👉 就労移行支援で支援員さんの言葉が、しんどくなったとき【Q&A第2話】 

👉 就労移行支援 利用期間2年をどう考えたか【Q&A第4話】

※この記事は、私と息子の経験をもとに書いています。
就労移行支援の内容や進め方は、事業所や地域、個々の状況によって異なります。
同じ結果を保証するものではありませんので、
実際に利用を検討される際は、必ずご自身で確認しながら判断してください。

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